• 上半期の金融市場は好調• 上半期の金融市場は好調今年上半期だけを見れば金融市場のパフォーマンスは非常に好調だった。個人投資家に人気のある上場投資信託(ETF)で、S&P500指数に追随するSPDR S&P500 ETF(SPY)は年初来から27日までに17.72%上昇した(権利落ち等調整後、以下同じ)。ただ、2018年下半期の不振を考慮に入れた12カ月の上昇率は10.38%とそれほどでもない。債券も好調で、投資適格課税債のパフォーマンスを示すiシェアーズ・コア米国アグリゲート・ボンドETF(AGG)の27日までパフォーマンスは、6カ月が5.89%、12カ月が7.85%となっている。今年上半期の株式と債券の好調は、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めから金融緩和への方針転換を主に反映している。