<highlight type="BOLD">• 買収はヒュミラの特許切れ対策</highlight>• 買収はヒュミラの特許切れ対策  バイオ医薬品大手のアッヴィ(ABBV)が医薬品・医療器具大手のアボット・ラボラトリーズ(ABT)から分社して6年、アッヴィには有力製品「ヒュミラ」の特許切れという課題が常にあった。主に関節リウマチの治療に用いられるヒュミラの売り上げは、アッヴィの年間売上高の半分以上を占める。2023年に米国での特許切れを迎えるにあたって、ヒュミラの穴埋めをする方法を模索する期限が迫りつつあった。