「過剰投資」は企業の金余りが原因。金融緩和のためではない
Photo:PIXTA

 過去数年間の設備投資の増加は、金融緩和の結果ではない。

 利益剰余金が増え、企業の手持ち資金が潤沢だったからだ。実際、金融機関からの借り入れはほとんど増加していない(あるいは減少している)。

 売上高との比較から推測すると、6年間の設備投資の半分以上が過剰投資だった可能性がある。

 こうした事態に対して野党は法人税増税を主張すべきだが、それは、参議院選の主たる争点になっていない。

利益剰余金が激増
現金・預金と固定資産が増加

 今回の景気拡大期間に、企業の設備投資は著しく増加した。そうなった原因を探るために、企業のバランスシートを見ることにしよう。