日本版カジノは
外資を入れるべき

――ビジネスとして「日本版カジノ」は成功すると?

 私もそうですが、ハイローラーはみんな、1泊2日みたいな強行軍でやって来て、ひたすらプレイし続けて帰っていく。だから空港の近くだと都合がいいでしょうね。北海道や沖縄が候補地として挙がっていますが、とてもいいんじゃないでしょうか。沖縄は香港が近いしね。IR施設は大規模だし、雇用がたくさん生まれるから、地元に間違いなく大きな利益をもたらしてくれるでしょう。

 運営に関しては、海外の大手をしっかり入れるべきです。彼らはイカサマなど不正を防ぐしっかりした仕組みを持っています。アメリカなんかでも、マフィアが入らないようなしっかりした運営をしていますよ。私は、シンガポールのカジノに行くときには、携帯電話を見られていると覚悟していました。特にシンガポールは、マネーロンダリングなどに利用されないように、かなり厳格に運営している印象です。

 VIP対応も、彼らのノウハウに頼るべきです。日本人はVIPの扱いが非常に下手。世界を見れば、ケタ外れの金持ちっているもんなんですよ。彼らに来てもらえるように、本物のVIPをきちんと遇することは大切です。また、例えば、ラスベガス・サンズというカジノ大手はシンガポールにもマカオにもあるから、グループ内でお金を融通できる仕組みがもしできれば、ハイローラーは喜んで日本にも来てくれるでしょう。大金を持って外国に入国するのは結構大変ですから。

 パチンコをイメージして、ギャンブル依存症が増えるとか、ヤミ金が潤うなんて議論をしても、主にハイローラーで稼いでいるカジノにはそぐわない。ギャンブル依存症問題を語るなら、カジノうんぬん以前にパチンコや公営ギャンブルをきちんと取り上げるべきです。