米下院は17日、ドナルド・トランプ大統領に対する弾劾手続き開始に向けた決議案の棚上げを賛成332、反対95で可決した。下院で過半数を獲得して以降、この問題を巡って党内の意見が割れている民主党にとって最初の試金石となった。  ナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)は、時期尚早で政治的なリスクが高いとして、トランプ氏の弾劾手続きが始まるのを回避しようとしてきた。だが、トランプ氏の議員4人に対する人種差別的なツイートに反発したアル・グリーン下院議員(民主、テキサス州)が、この発言に対する非難決議が下院で可決された直後に弾劾手続き開始に向けた決議案の提出に踏み切った。