駆動方式:4WD エンジン:V型6気筒DOHCターボ2994cc 価格:920万円(アウディコミュニケーションセンター)
4ドアはクルマの王道。それが世界のスタンダード
今、クルマの売れ筋はSUVである。だが、改めて王道を考えたときに、大人の乗り物としてのその「品格」はセダンに及ばない。
セダンは、エンジン、荷物、乗員のスペースを独立させた「スリーボックス構造」とし、乗員の快適性を第一に考えている。街中や映画の中でVIPが後部席に座り移動するクルマがほとんど4ドアなのも、こうした理由からだ。
「ツーボックス」であるSUVも、そもそもはセダンが元。セダンは、クルマの基本であり原点なのだ。
日本は例外的にセダンの需要が下がっているが、世界を見渡すといまだにセダンを望む大人は多い。
それに応えるべく、世界でもセダンの歴史が段違いに古いドイツメーカーが、サイズや価格の違うセダンを用意し、上質な車内空間、広いトランク、高性能なエンジンという運動能力の高さで世界中の紳士たちを満足させている。
「セダンのデザインはちょっと......」なんて考え方がすでに古いのは、アウディの美しいセダンを見ればご理解頂けるのではないだろうか。
冠婚葬祭などあらゆるシチュエーションに合い、「故郷へ錦を飾る」時にはセダンが当たり前という国もまだまだ多いという。「大人の定番は4ドアセダン」にドイツのクオリティが華を添える。
【Audi A6】
先進的なデザインでトレンドを生み出すセダン
美しさやバランスの取れたプロポーションからセダンデザインのお手本とも言われているA6(写真上)。サイズはEセグメントと言われるミディアムサイズとなる。コンサバティブな傾向が強いドイツメーカーの中にあって、常に時代を先取るデザインで勝負するアウディだけに、A6の街中での存在感は一級品。もちろん、安全性、快適性といった基本性能も非常に高い。