Photo:Bloomberg/gettyimages
AI半導体や電子部品向けでセラミック需要が拡大する中、注目度が増しているのが「森村グループ」だ。日本の陶磁器産業をけん引してきた森村グループは、足元では世界最大級のセラミック企業群になっているからだ。連載『株式相場の歩き方』の本稿では、「隠れた半導体関連」でもある森村グループの特徴を解説しつつ、セラミック技術で躍進する注目企業5社を取り上げる。(経済ジャーナリスト 和島英樹)
陶磁器メーカーがAI半導体で飛躍!?
セラミックで存在感を発揮する「森村グループ」
AI(人工知能)半導体やデータセンターの需要増加により、セラミック技術の引き合いが半導体や製造装置向けに活発化している。セラミックは陶磁器の技術からスタートしており、伝統的に日本企業が強みを持つ分野である。
セラミック技術が脚光を浴びる中、注目度が増しているのが日本の陶磁器産業をけん引してきた「森村グループ」だ。森村グループは第2次世界大戦前の森村財閥の流れをくむ企業グループで、ノリタケ、NGK(旧日本ガイシ)、TOTO、日本特殊陶業などのルーツになっている。森村グループ全体としては、今や、世界最大のセラミック企業グループだ。
ノリタケのウェブサイトによると、森村グループは、1876(明治9)年に森村市左衛門と森村豊兄弟によって創設された。日本の貿易業界の草分けともいうべき森村組(現森村商事)がその出発点となっている。
世界のセラミック市場は今後5年間、半導体や電子部品の需要増加の追い風を受け、安定成長が見込まれている。陶磁器メーカーから世界的セラミックス企業グループに変貌を遂げつつある森村グループの各社は、いわば「隠れ半導体関連」と見ることもできる。陶磁器で磨いてきた技術を武器に躍進することができるのか。







