人間にはモラルとスキル、
2つの要素がある

「人間には、大きく分けて2つの要素がある」

 と、私は思っています。

 その2つこそが、「モラル」と「スキル」です。

 スキルのほうは説明するまでもないでしょう。ひとことでいえば、仕事をするうえで必要なさまざまな能力を意味します。

 たとえばTOEIC800点、TOEFL100点のような検定試験のスコアや、簿記、行政書士、公認会計士など、各種資格で表されるものがあります。ほかにも「営業スキル」「販売スキル」など、それぞれの職種特有の技能というのもあります。

 一方、ここでいうモラルとは、自身の生き方や考え方の大本になっている、価値観のことです。

 どう行動するかを決める「判断基準」といってもいいでしょう。

 このモラルには、スキルのように、「高い・低い」はありません。企業・チームによって、また個人によって「合う・合わない」があるだけです。

 本連載では、「モラル感覚」にもとづいて、メンバーを選んだり、マネジメントしたりすることで、「すぐやるチーム」をつくりあげることができる、ということをお伝えしていきます。