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 企業の金余り現象は、アベノミクス下で顕著に進行した現象だ。

 企業利益が増える一方で適当な投資対象がないので、現金・預金保有が増える。このため、経済が停滞する。

 ただし、利益増の基本的原因は人件費の抑制で、これは2000年頃から変わらない傾向だ。09年頃に比べて、利益は2倍に増えたのに人件費はほとんど不変だ。

このため、所得分配は大きく変わった。

金余りは、
アベノミクス期の特有現象

 いまの日本では、「企業の利益準備金が積み上がり、企業がそれを現金・預金という形態で保有する」という、「企業の金余り現象」が顕著に見られる。

 これは、日本経済で昔からあったことだろうか? それとも最近の現象か?