米航空機大手ボーイングのデニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)は24日、最新鋭小型旅客機「737 MAX(マックス) 」の運航停止が10-12月期(第4四半期)の初め以降まで長引いた場合、さらなる減産あるいは生産停止に至る可能性があると述べた。ミューレンバーグ氏は電話による決算説明会で、「運航再開時期の見通しが変われば、MAX機のさらなる生産減速や、一時停止を含めた他の選択肢の検討を要するかもしれない」と語った。そうした動きはボーイングの作業員や、供給業者とその従業員、投資家に大きな影響を及ぼす恐れがある。ボーイングが24日発表した4-6月期(第2四半期)決算は赤字転落だった。2件の墜落事故を起こした737 MAXの運航停止と減産の影響で費用70億ドルを計上したことが響いた。