2020年米大統領選に向けて民主党予備選への出馬を表明している多くの立候補者にとって、16年大統領選へのロシア介入疑惑を捜査したロバート・モラー元特別検察官の議会証言は重要ではなかったようだ。モラー氏は24日に下院委員会で証言したが、民主党予備選立候補者からの反応はほとんどない。20年2月に最初の予備選投票が行われるアイオワ州で開催された2つの集会でアフリカ系米国人に支持を訴えることに忙しかったようだ。ナンシー・ペロシ下院議長は、16年大統領へのロシア介入疑惑に関する捜査妨害を理由にドナルド・トランプ大統領を弾劾することに慎重な姿勢を示しており、ジョー・バイデン前副大統領は引き続きペロシ氏の対応に同調する構えだ。ペロシ氏は、弾劾に向けた世論の支持が十分でないことを挙げ、民主党議員に対しては財政問題に注力するよう求めている。
大統領選の民主党候補者、モラー氏証言に無反応
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