40歳を過ぎると、転職や再雇用を意識する方が増えてきます。では、社内外から“求められる”とはどんな人でしょうか。実は、40歳を過ぎて求められるのは「能力」よりも「信用」。日々の小さな習慣の積み重ねが、その人の「信用」となっていくのです。そこで今回は、『いくつになっても「求められる人」の小さな習慣』(青春出版社)から、ビジネスにおいて周囲の人から“信用”されるための習慣を紹介します。
「上司のストレスを減らすこと」を意識できているか
まず、部下の一番大切な仕事は、上司のストレスを取り除くことです。たとえば、スポーツ選手でも、どんなに頑張っていても監督のストレスを生んでいるようでは失格です。
これは仕事も恋愛も同じです。つきあい始めは、ドキドキして若干ストレスがかかるぐらいの相手に魅かれます。さらに、男性なら美人の女性、女性ならカッコいい男性を求めます。ただし、長くつきあうなら、ストレスのかからないタイプのほうがいいのです。
「あの人はさほど美人でもカッコよくもないのに、なんであんな素敵な人とつきあえるのだろう」と思われている人がいます。その人は、一緒にいるとホッとできる人だからです。相手のストレスを取り除くことが「信用」となっているのです。「信用」というのは、借りたお金をきちんと返すというようなことだけではありません。その人といると癒されるというのが、一番の信用なのです。