【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ#7Photo:PIXTA

ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#7では、エネルギー業界の予測年収を独自に推計し、全24社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

エネルギー業界の
3年後の高年収ランキング

 エネルギー業界に大きな影響をもたらしているのが、米国などによるイランへの軍事攻撃だ。イランは世界の石油消費量の2割が通過するとされるホルムズ海峡を事実上封鎖しており、原油価格の高騰による日本企業への懸念が生じている。

 石油元売りにとって、原油高は在庫評価を通じて短期的には利益を押し上げる要因になる。だが、需要の減退や調達不安といった問題もあり、先行きは不透明だ。また、ここ数年、原子力発電所の再稼働やエネルギー価格の安定もあって業績が回復してきた電力会社にとっては、エネルギー価格の高騰は逆風になる。

 そんなエネルギー業界の3年後の年収はどうなるのだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、2025年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。

 具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。

 今回、エネルギー業界24社のランキングを作成した。その結果、実績で1000万円を超えていた企業が6社あったが、3年後には3社に減少するという試算となった。「1000万円割れ」となってしまったのはどの企業か。

 INPEX、ENEOSホールディングス、出光興産、コスモエネルギーホールディングス、石油資源開発、東京電力ホールディングス、関西電力、中部電力、東北電力、中国電力、四国電力、九州電力、J-POWER、レノバ、東京ガス、大阪ガス……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。