仕事の面でいうと、部下には次の2通りのタイプがいます。

(1)上司のストレスを減らすタイプ
(2)上司のストレスを増やすタイプ

 上司のストレスを生むか、上司のストレスの防波堤になるかの境目は、その人の日々の習慣です。部下は、どうして上司がイライラしているのかわからず、つい「自分の仕事の仕方がよくないからだ」と考えて、「頑張って仕事をしよう」と時には真逆の方向へ向かってしまいがちですが、これでは上司のストレスは取り除けません。

 また、サービス業の仕事は、お客様のストレスを取り除くことです。お店に行列ができていると、少しでも早くさばこうとして、後ろで並んでいるお客様のフォローに行かなくなります。なぜなら、「そんなことをしている間に、1人でも早く片づけたほうがいい」と考えるからです。しかし、これは間違いなのです。お客様は、お店の人に「すみません、次にやりますから」と言ってもらえると安心します。商品が来なくても、列が前に進まなくても、そのひと言で「きちんと気を配ってくれているんだな」と思えるのです。同様に、原稿などの締切りに関しても、「今はこんな状況ですから、○日後になります」という連絡があると、ホッとします。

「連絡するヒマがあったら、締切りギリギリまで頑張る」というのは仕事をする側の論理で、実は相手にストレスを与えているのです。それはお客様に対しても、上司にも対しても同じです。「私はこんなに一生懸命に仕事をしています」と思い込んでいると、上司のストレスを取り除くことにまで意識が向かないのです。

自分が休みの日でも、仕事がまわるようにできているか

 また、仕事における「信用」で大切なのは、自分が休みの日でも、仕事がまわるようにしておくことです。しかし、「仕事ができる」と人に思われたい人は、逆のことをしています。自分がいないと、ひとつも仕事がまわらない状況にわざとするのです。