仮想通貨以外にも、流行りの投資系セミナーにはたくさんの人が集まっています。もちろん、良質なところもあります。ですが、中には投資セミナーの名を騙ったネットワークビジネスの集会などもあるようで、さまざまな噂を耳にします。
そのような儲け話は、人や社会に貢献することで信用や信頼を獲得し、それをお金に換金していこうという、いわゆる「実業」のノウハウとは毛色の異なるものです。
実践したところで身につくのは、巧みな言葉で人を思考停止にさせ、自分の支配下に置いて、いかにお金をむしり取るかというテクニックくらいでしょう。そんな知り合いがいたとして、自分の悩みを相談したくなるでしょうか? 一緒に仕事をしたいでしょうか?
もちろん、投資をビジネスにすることが悪いといいたいわけではありません。たとえば、不動産投資は立派なビジネスになりえます。大切なことは「それがまわりの人を幸せにできる事業なのか」「誇りを持って人にいえる事業なのか」「長く続けられて楽しめそうなことなのか」というところだろうと思います。
ビジネスは、たくさんの人に喜んでもらうことで利益を出すことができるようになります。利益が出れば、事業を長く続けることができるようになります。長く続けることで、起業や経営に必要な「知」「人」「金」の3種のチカラが育ち、経験が積み上がり、さまざまな過去データから気づくことが増え、不確実性が減ります。
その結果、経営も安定的に続けることができるようになるのです。