シリーズ累計131万部突破のベストセラー『伝え方が9割』の著者で、「伝え方が9割体験セミナー」や「コピーライティング集中講座」も好評の佐々木圭一さんと、坪田信貴さん著『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の主人公ビリギャル本人であり、著書『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』が話題の小林さやかさん。坪田さんを通じて面識があったお二人の、初の対談が実現!お互いの近況や著書について、大いに盛り上がりました。(構成/伊藤理子 撮影/石郷友仁)

『キラッキラの君になるために』は『ビリギャル』のアンサー本

佐々木 『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』、読ませていただきましたよ。面白かったです。そして、坪田さんの『ビリギャル』の、アンサー本だなと感じました。

小林 ありがとうございます。アンサー本?

佐々木 先生の目線から書いた『ビリギャル』に対して、生徒側から書いた本。2冊とも読むと、その対比が面白くて。ほら、すごい付箋の数でしょう?(持ってきた『ビリギャル真実の物語』を見せながら)

小林 すごい数!嬉しいです。

佐々木 これ、いい意味で言うのですが、まだ完成途中というか、いま成長中にある人が書いているというのがすごくいいなと思って。10代から25歳ぐらいの人たちにとって、素晴らしい人生のガイド本になっていると思うんです。

小林 本当ですか?

佐々木 就活中の若者は、バリバリ働いているベテランの人の話を聞くよりも、入社1年目や2年目の人の話を聞くほうが役に立ち、就活も成功しやすいんですよ。なぜなら、同じような悩みや苦労を、「昔」ではなく「直前に」してきた人の話のほうが、断然リアリティーがあるから、一番参考になるんですね。でも、実はそういう本って世の中にない。

小林 言われてみれば、そうかもしれないですね。

佐々木 例えば、ノーベル賞を取った人の話は本になりやすいですよね。それはそれで、もちろん学びが多いのですが、それよりも「将来ノーベル賞を取るかもしれないけれど、今はまだ途上にあってもがいている人」の話のほうが、すぐに実践できる生の情報だったりする。…これと同じように、読む人の立場、世代に近い話であり、今の若者にとって一番役立つコンテンツが、初めて世の中に出たんじゃないかと思っています。

小林 ありがとうございます!確かに普段から、「ちょっと上の先輩が話している」という雰囲気を意識しています。特に講演会とか、すごく偉そうに見えちゃいませんか?30そこそこで、勉強とか人生、モチベーションなんていうテーマで講演している人ってあまりいないらしいから、なおさら。だからなるべく、学生の前に出るときは、きれいな言葉ばかりを使わないようにしています。そして、髪をちゃんと巻いてメイクもちゃんとして、スカートはいて、少し派手目にしていくだけで、みんなそれだけで「おっ」と思ってくれて、話を聞いてくれる。

佐々木 派手目にすると、なぜ話を聞いてくれやすくなるのでしょう。

小林 多くの子はまずビジュアルから入って、話を聞くかどうか何となく決めちゃうところがあるんです。地味でダサい格好で行くと、それだけで興味を失ってしまう。だから学生さん相手のときは一番身なりに気を遣います。香水もちゃんとつけると、近くに行ったとき「いい匂いする!」ってめっちゃ喜んでくれるんです(笑)。

佐々木 すごい!まさにその工夫や気配りがこの本の中に入っていると感じます。ちょっと年上のステキなお姉さんの話は、学生にとっては一番学びが多い。著名人などいわゆるスゴい人の話は「いくら頑張っても自分にはできないな」と感じてしまう部分もあるけれど、さやかさんの話は「頑張れば自分も同じ位置まで行けるんじゃないか」と思わせてくれるんですよね。…ちなみにこの本は原稿まで、全部自分で書かれたんですか?

小林 はい。編集の手もほとんど入っていないんじゃないかな。自分で書いた原稿が、ほぼそのまま印刷されている感じ。

佐々木 それはすごいですね!

小林 私、講演会をたくさんやっているので、自分の頭の中に伝えたいことが明確にあって。それを文字に起こしたという感じです。だから1ヵ月ぐらいで書けたし、みんな「まるでしゃべりかけられているような感じでスイスイ読めた」と言ってくれます。

佐々木 ギャル語も入っているしね(笑)。

小林 あ、そういえば「クソ〇〇」という表現は、指摘されたので変えました。めっちゃたくさんクソって書いていたんですけれど、「全部『超〇〇』にしましょう」って(笑)。