多様な働き方が求められる中、いまサラリーマンの起業や副業が注目を集めている。起業・副業のノウハウを紹介する本が数多く出版され、起業セミナーも連日のように開催されているが、なかなか成功できずに、次から次へと手法を学ぶだけの起業難民も多いという。では、どうすれば起業ができるのか――。これまで1万人超の起業をプロデュースし、『会社で働きながら6カ月で起業する』を上梓した新井一氏に、そのポイントを聞く。

起業するとき、
人に頼るのは悪いことではない

 起業準備を進めるときも、その後に独立して仕事をしていくときも、「人」のチカラはとても重要です。

「人」は、私たちを支え、引き上げてくれる存在です。「人」が欠けてしまうと、ずっと同じステージでくすぶり続けてしまうことにもなりかねません。

 会社を辞めずに小さく始めたビジネスだとしても、実際に始めてみると、たくさんの悩みごとが出てくるものです。

 たとえば、売上が全然伸びない状態が続くと、気持ちがとっても下がってしまいます。何が悪いのか、どうすればよいのかがわからなくなります。時には、自分は世の中に求められていないのではないか、ずっと成功できないのではないかと不安になり、マイナス思考に陥ってしまうことすらあります。

 そんなとき、話を聞いてくれる人(友人や同じく起業を目指す仲間など)や、自分を受け止めてくれる人(家族や恋人など)、応援してくれる人(取引先や先輩経営者など)がいたら、どれだけ心強く、気持ちが楽になることでしょう。