世界経済と株価Photo:PIXTA

 2019年は株式市場が混乱している中で始まりました。その後、株式市場はアメリカを中心に相応に回復しているものの、引き続き変動性が大きく、「俺たちの老後のお金は大丈夫なのか?」と心配しているオヤジも多いと思います。この先、世界経済の成長率はこれまでよりも低くなると見られていますし、米中貿易戦争やBrexitなどの政治的な不確実性もある中で、どのように資産運用すればよいのか悩んでいる人も多いでしょう。

 そこで今回は景気減速局面において資産運用を行う際、どのような点を考慮すればいいのか考えてみましょう。

世界経済はまだ景気後退局面には入っていない

 まず、アライアンス・バーンスタインでは、近い将来に世界経済が景気後退局面に陥るとは見ておりません。確かに成長率は下がりますが、長期的平均レベルに下がるだけであり、マイナス成長になるとは考えていません。インフレについては急激に高くなるとは見ておらず、マイルドなインフレが生じると考えています。このような見通しを踏まえると、どのように資産運用すべきなのでしょうか?

 私は大きく三つのポイントがあると考えています。