圧倒的な行動からチャンスが生まれる

 学生時代から人と会い続け『7つの習慣®』ボードゲームを制作するまでに、僕は5000人の人と会っていました。5000人と会うなんて「非効率だ」「意味がない」などと思うかもしれませんが、これらの出会いが僕の人生を変えるきっかけとなったことは間違いないのです。

「世界で一番になれる可能性のあるポジションにいるのに、なぜそれを目指さないんだ?」 「『7つの習慣®』のボードゲームをつくることってできる?」

 転機となったこれらの言葉はお会いした5000人のうちの二人からいただいたものです。これらの言葉をきっかけに、僕のその後の活動が大きく変わっていきました。

 これを聞いて、「そんなのたまたま運が良かっただけだ」と思われるかもしれません。正直、僕も自分は運が良かったと思います。しかし、その巡ってきた運を掴んでチャンスに変えるのは、自分自身です。

 人気漫画『ワンピース』で、イワンコフというキャラクターが言う僕の好きなセリフがあるのですが、まさにこれだと思います。

「奇跡は諦めない奴の頭上にしか降りて来ない!!!!
“奇跡”ナメんじゃないよォ!!!!」

 5000人に会い続けたから、ボードゲームにもビジネスとしての価値があるかもしれないと意識に変化が起きた。
 世界一になることを目指そうと思うようになった。
『7つの習慣®』ボードゲーム制作の話をいただけた。
 つながりを大事にしてクラウドファンディングも成功した。

 何もかも圧倒的な行動を重ねたからこそ、次のステップに繋がるものを得ることができたのだと思っています。

 僕の友人であり、ただのボードゲームのマニアだった頃から僕のことを知る丸山諒という男がいますが、彼は僕にこういっています。
「ソムリエ(僕のこと)は、ルーレットのココだ!って自分で感じた数字にずっと賭け続けて成功のきっかけを掴んだ奴だ」

 そのとおりです。僕はそのルーレットを5000回、回しただけです。僕の場合、たまたま5000回で当たりが出ましたが、これが500回目の人もいれば、5万回の人もいるかもしれません。しかし、僕は何回であろうと回し続けたと思います。

 これは僕だけでなく、皆さんにも同じことが言えます。運は誰にでも平等に巡ってきます。あとはそのチャレンジする回数をどれだけ増やせるか、それはもう、ルーレットがどうのこうのの話ではなく、自分の行動次第ではないでしょうか。
 圧倒的に行動することで、強みもチャンスもつかめる可能性は大きく変わるのです。

(続く)