試験の合否を決めるうえで最も重要なのが、「勉強計画」です。綿密に計画を立ててから勉強を始めないと、いくらガムシャラに頑張っても、合格はままなりません。『ズボラでもラクラク!超効率勉強法』を出版した、記憶術、速読術、勉強コーチングのプロである椋木修三氏に、合否を左右する「勉強計画」の立て方について、教えていただきます。
「勉強計画」を立てるには
最低半日、普通は2~3日かける
「試験の合否は勉強計画で決まる」
これが私の実感です。
経験的に見て、合格者は必ず計画が明確なのに対し、不合格だった人の99%は、本人は計画を立てたつもりでも全体的にあいまいだからです。従来の勉強法のほとんどが勉強計画にきちんと触れていないことが、私には不思議です。
そのせいか、中には20~30分でメモを書いて「勉強計画です」と言う受講生もいます。そういう方には、「最低半日かけてください。普通は2~3日かけてもらっていますし、司法試験や公認会計士など超難関試験の場合は、勉強計画に1週間かける人も少なくないのです」と伝えて姿勢を改めてもらいます。
私は、ズボラは才能であり、ズボラなほうが効率や集中力アップを工夫するために、合格率も高まると信じています。
しかし、勉強計画だけは綿密に立てなければなりません。理由は4つです。