参院選挙後、初の臨時国会で、重度の障害がある「れいわ新選組」(れいわ)の2議員のための議席改修工事が行われ、介護費用の負担の在り方が議論されるなど、これまで政治で関心が向けられなかった問題がさっそく動き出した。
参院選で自民・公明の与党は得票率を減らし野党にも勝利感がないなかで、唯一、“躍進”したのがれいわと、「NHKから国民を守る党」(N国)の2つの新党だ。
両党は政治的立場が対照的なように見える半面で似ているところも多い。
今後、日本の政治にどういう変化を生み出していくのか。政権を担い得る政党へと成長するには、どういう条件をクリアする必要があるのか。
躍進の武器になった
既成政党と違う感性
れいわとN国の最大の共通点は、これまでの政治の常識からすると、ふざけているとしか思えないネーミングセンスである。