多様な働き方が求められる中、いまサラリーマンの起業や副業が注目を集めている。起業・副業のノウハウを紹介する本が数多く出版され、起業セミナーも連日のように開催されているが、なかなか成功できずに、次から次へと手法を学ぶだけの起業難民も多いという。では、どうすれば起業ができるのか――。これまで1万人超の起業をプロデュースし、『会社で働きながら6カ月で起業する』を上梓した新井一氏に、そのポイントを聞く。

慎重になりすぎや
考えすぎは危険!

「起業したい!」と思ったら、まず、その決意をひとつの行動に結びつけましょう。何でもかまいません。「想い」だけでなく「行動」に変える練習です。

 一歩踏み出す=何か大きなことをしないといけない、と考えると、「何から始めたらよいかわからない」となってしまいがちです。そうなってしまうと、会社員の経験が長い人ほど、「情報収集」→「調査」→「検討」→「情報収集」というループにはまってしまい、前に進めなくなります。

 とくに、新しいことに挑戦しなくなって久しい人(50代男性に多い)は、ずっと「検討中」「効率的に」「もう少し調べてから」といって、「見送り」を選びがちです。

 私の知っている人にも、もう5年以上も、初心者向けの起業セミナーを渡り歩いている人がいます。その5年間に起業した人を山ほど知っているだけに、その時間が非常にもったいない気がしてなりません。