車内の熱中症で命を落とす子どもをなくす運動に意外な仲間が加わった。PETA(動物の倫理的な扱いを求める人々の会)など動物愛護団体だ。動物愛護団体が協力に動いたのは、車内の子どもや動物を感知するテクノロジーの設置を自動車メーカーに義務付ける法案を支援するため。車内熱中症死の問題では、多くの人が自分には関係ないと考えていることが大きな課題となっている。ペットの飼い主にも死亡事故の防止を呼び掛けているのは、そうした課題を乗り越えるためだ。子どもの安全に取り組む団体キッズ・アンド・カーズの代表、ジャネット・フェネル氏は「人はペットにとても熱心。私たちの活動の重要性を理解し、助けてくれる他の団体に協力を求めようと考えた」と話した。