『週刊ダイヤモンド』2019年8月10・17日合併号の特集「完全版 家族を困らせない 相続」内で好評の記事、「第1章 後悔しない相続 失敗談に学ぶ」で紹介したケースを、4コマ漫画にしてダイヤモンド・オンラインで特別に公開します。
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専業主婦が自分の名義で
へそくりをしていた
結婚以来、ずっと専業主婦の松本敏子さん(仮名・70歳)は「家事労働の対価」がテレビで話題になっているのを見たとき、「ほら。私だって家計に貢献しているじゃない」とつぶやいた。
勤めに出る大変さも家庭を守る大変さも対等に認められるべき。だから、自分名義の口座でためているへそくりも、やりくりの“成果”として自分のものにして当然だ、と考えていた。
ところが夫の死後、相続税の税務調査で、自分がへそくりしていた口座が追及されることになってしまった。これは夢にも思っていなかった。