アップルが今年発売する新型「iPhone(アイフォーン)」が、関税によって台無しになる事態は避けられそうだ。だが、はるかに重要性が増す来年投入予定のiPhoneについては、話は別だ。トランプ米政権は13日、9月1日から実施予定だった中国製品に対する10%の関税について、特定品目の発動を延期すると発表した。先送りとなった対象品目には、スマートフォンやラップトップパソコン(PC)などが含まれる。予定通り発動されていれば、例年9月下旬に発表される新型iPhoneに深刻な打撃が及んでいただろう。ドナルド・トランプ米大統領が中国に対する追加関税を発表した8月1日に以降、アップル株価は6%値下がり。下げ幅は同期間のS&P500種指数の下落率の倍に達した。13日の米国株式市場で、アップル株価は4%高だった。
対中関税延期、それでもアップル不安視の訳
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