――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  アップルが今年発売する新型「iPhone(アイフォーン)」が、関税によって台無しになる事態は避けられそうだ。だが、はるかに重要性が増す来年投入予定のiPhoneについては、話は別だ。  トランプ米政権は13日、9月1日から実施予定だった中国製品に対する10%の関税について、特定品目の発動を延期すると発表した。先送りとなった対象品目には、スマートフォンやラップトップパソコン(PC)などが含まれる。予定通り発動されていれば、例年9月下旬に発表される新型iPhoneに深刻な打撃が及んでいただろう。