【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領は、自らの政権の主要なセールスポイントとして経済の力強さを挙げてきた。側近らも、これが大統領再選のカギだと考えている。  しかし、今週明らかになった経済指標などの悪化で、リセッション(景気後退)が目前に迫っていることが改めて警戒され、大統領選を14カ月後に控え、経済面での成果を強調するトランプ氏のメッセージに混乱が生じかねない状況になっている。  トランプ氏と顧問らは公式には、懸念を抱いていないと語っている。