ドナルド・トランプ米大統領は、自らの政権の主要なセールスポイントとして経済の力強さを挙げてきた。側近らも、これが大統領再選のカギだと考えている。しかし、今週明らかになった経済指標などの悪化で、リセッション(景気後退)が目前に迫っていることが改めて警戒され、大統領選を14カ月後に控え、経済面での成果を強調するトランプ氏のメッセージに混乱が生じかねない状況になっている。トランプ氏と顧問らは公式には、懸念を抱いていないと語っている。トランプ氏は連邦準備制度理事会(FRB)とジェローム・パウエルFRB議長への批判を続けているが、政府当局者らによれば、トランプ氏はそれにもかかわらず、経済面の成果を宣伝し続ける見込みだ。ニューハンプシャー州マンチェスターでの15日夜の支持者集会でも、それは変わらないという。
トランプ氏再選戦略に黄信号、米経済失速が足かせ
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