注1:「名誉教授中山伊知郎年譜」(「一橋論叢」第48巻第5号所収、一橋大学一橋学会、岩波書店、1962年11月)および、中山伊知郎「私の年譜」(『中山伊知郎全集 別巻』所収、講談社、1973)

注2:中山伊知郎『わが道 経済学』(講談社学術文庫、1979)

注3:前掲書。クールノー、ゴッセン、ワルラスの3冊の主著についてはどの資料にも書名が記載されていないが、中山文庫の蔵書目録によって類推することができる。中山文庫とは、没後、一橋大学附属図書館に寄贈された書籍のうち、洋書を整理したもの。同図書館は中山文庫の目録をウェブで公開している。

中山文庫目録(一橋大学附属図書館の電子データ)
http://www.lib.hit-u.ac.jp/service/bunko/nakayama.htm#ecotheory

中山文庫所蔵のクールノーの原書は2冊ある。

・ Antoine Augustin Cournot,Researches into the mathematical principles of the theory of wealth, 1838.,Macmillan, 1927 (原著1838年、英訳1927年)
・ Antoine Augustin Cournot, Untersuchungen uber die mathematischen Grundlagen der Theorie des Reichtum, W. G. Waffenschmidt. Jena, G.Fischer, 1924 (独訳1924年)

邦訳は中山伊知郎による。

・ クールノー『富の理論の数学的原理に関する研究』(中山伊知郎訳、同文館、1927) 本書は中山の留学中に出版されている。その後、1936年に岩波文庫版、1949年に改題され同文館より復刊された。邦題『クールノー数理経済学』。1982年には題名がもどされて日本経済評論社より復刻されている。なお、原著(フランス語)のタイトルは、Recherches sur les principes mathematiques de la theorie des richesses

次にゴッセンだが、これも中山文庫に2冊あった。

・ Hermann Heinrich Gossen, Entwickelung der Gesetze des menschlichen Verkehrs;und der daraus fliessenden Regeln fur menschliches Handeln. Neue Ausg., R. L. Prager, 1889
・ 同第3版、1927年

邦訳は以下のとおり。

・ゴッセン『人間交易論』(池田幸弘訳、日本経済評論社、2006)

 そしてワルラスである。やはり2冊。

・ Leon Wlras, Elements d'economie politique pure; ou,Theorie de la richesse sociale. 4. ed. ausanne, F. Rouge, 1900. 本書は1900年の第4版、原著初版は1874年。
・ Leon Wlras, Eements d'economie politique pure; ou, Theorie de la richesse sociale. Ed. definitive rev. et augm. par l'auteur. Paris, R.Pichon et R. Durand-Auzias, 1926. これは1926年の改訂版。

邦訳は以下のとおり。

・ ワルラス『純粋経済学要論』(上下、手塚寿郎訳、森山書店、1933) 本書の岩波文庫版(上下)が1953年、54年に出版されている。
・ ワルラス『純粋経済学要論:社会的富の理論』(久武雅夫訳、岩波書店、1983)