ベッキーと円楽の
その後を分けた理由

 謝罪の仕方を間違えたばかりに芸能界に完全復帰できていない芸能人もいる。その最たる例がベッキーだ。2016年、ベッキーは、バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカルで妻帯者の川谷絵音と不倫騒動を起こし、謝罪会見に至った。ベッキーの謝罪は「0点」だったという。

「ベッキーさんの場合、騒動の間ずっと雲隠れし、うやむやにして逃げようとしました。初めて記者会見を開いたときも、『誤解』だと言い訳をしてしまった。しかも、その会見の形式は質疑応答の時間はなく、一方的にベッキーさんが話し続けるというものでした。後に不倫の事実を認めるも時すでに遅し…。それ以来、芸能界のトップにいたベッキーさんですが火種が残ってしまい、騒動前と比べるとテレビなどへの露出はかなり減った印象です」

 一方で、謝罪会見が「100点」だった芸能人もいる。落語家の三遊亭円楽だ。2016年、円楽は週刊誌『FRIDAY』で、一般女性との不倫が報じられ、雑誌の発売当日午後に記者会見を行った。

「円楽さんは、『私は浮気をしました。時間無制限で最後の1人まで記者の質問に全部答えます』という姿勢で会見に臨みました。言い訳を一切せず、自分の非を全面的に認め、さすが落語家というユーモアあふれる質疑応答を行い、会場にいた記者たちからは拍手と爆笑が起こるという異例の会見でした。世間の多くはもう円楽さんが浮気したことなど覚えていないでしょうし、浮気騒動後も円楽さんは普通に芸能活動を続けています」

 増沢氏は、謝罪会見の成功・失敗を判断する一番の指標は、当事者がその後も業界で活動できているかどうかだという。その点でいえば、円楽とベッキーの差は大きいと言わざるを得ない。