財政検証で“検証”すべきは非現実的な物価と実質賃金の伸び率
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ようやく公表される財政検証
「老後2000万円不足」で注目

 今年は、5年に一度公表される「公的年金の財政検証」の改訂年に当たる。その財政検証が、やっと来週に公表されると報道されている。

 6月には、金融庁のレポートをきっかけに「老後資金2000万円問題」が論議され、退職後の生活についての関心が高まったが、今年は財政検証の公表が遅れていた。

「参議院選があるので、政府は、年金問題が政治問題化しないよう配慮したのではないか」との指摘もある。野党は、参議院選前の公表を求めていたが、選挙前には公表されなかった。

 これは、逆に見れば、年金の財政見通しが、現在の日本においてきわめて重要な問題であることの反映だろう。

 ここで描かれる公的年金の将来像は、すべの日本人の将来に重要な影響を与えることになる。