「休み明けは仕事の調子が戻らない」「何から手を付ければいいかわからない」。そんな経験はないでしょうか。多くの人は、休みに入る前に仕事を終わらせることばかり考えています。しかし、仕事ができる人は少し違います。書籍『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか? 仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術』から、その習慣を紹介します。
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休み前ほど「途中の仕事」が増えていく
長期休暇の前は、「ここまで終わらせたい」という仕事が一気に増えます。
しかし、現実にはすべてを片付けることはできません。企画書は途中、資料も未完成、メールも返信待ちという状態で休みに入る人も多いでしょう。
このときの問題は、仕事が終わらないことではありません。途中まで考えていたことが、休みの間に頭の中から消えてしまうことです。
仕事ができる人は「考えたこと」を残して帰る
書籍『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか?』には、こんな言葉があります。
集中していたときの自分、ノッていたときの自分が考えた魅力的なアイデアも、説得力のあるロジックも、秀逸な例え話も、時間の経過とともにどんどん消えていきます。いわば「頭のよかった自分」が徐々に消えていくのです。
こうして起きるのが、みなさんも一度は経験している「あのとき何かいいアイデアを思いついたはず、アレ何だったっけ?」という悲劇的な現象です。その結果、休み明けは仕事を再開する前に、「何を考えていたんだっけ」と思い出す時間から始まってしまいます。
仕事ができる人は、仕事そのものよりも、「考えたこと」を失わないことを重視しています。そのため、休みに入る前には中断メモを残します。「ここまで進んだ」だけではなく、「ここが課題」「次はこれを確認する」「この案が有力」といった思考まで書き残しておくのです。そうすれば、休み明けに考え直す必要がなくなり、すぐに手を動かせます。
休み明けに差がつくのは、休み中ではない
「休み中も仕事のことを考えていた人」が、休み明けに強いわけではありません。むしろ、仕事ができる人ほど休み中はしっかり仕事から離れています。それでもスムーズに仕事へ戻れるのは、中断メモによって、休み前の自分が未来の自分へ引き継ぎを残しているからです。
本来他人宛に書くのが引き継ぎ書ですよね。それを、未来の自分宛に書くわけです。
自分がわかるように書きさえすればいいのですから、そこまで時間もかかりません。言葉を丁寧に整える必要もありませんから。
これだけで、思い出す時間が不要になるため、仕事のスタートが圧倒的に速くなります。
未来の自分へのプレゼントを残そう
休み前に必要なのは、無理をして仕事を終わらせることではありません。未来の自分が迷わず仕事を始められる状態を作ることです。
そのために必要なのは、たった30秒の中断メモです。「次に何をするか」「何を考えていたか」を書き残しておくだけで、休み明けの生産性は大きく変わります。ちなみに、休み中も仕事のことを思い出さなく鳴り、QOLが爆上がりします。
休み前に仕事ができる人がやっている“たった1つのこと”。それは、中断メモで未来の自分へバトンを渡しておくことなのです。






