人類初の月面着陸から50年たったが、人間を月へと送り出したエンジンのメーカーにはさらなる飛躍の余地があるかもしれない。ロケットエンジンの設計・製造を手掛ける米エアロジェット・ロケットダインは、株価パフォーマンスの面では既に星に手が届いている。第2次大戦中に創業されたエアロジェットは2012年7月、ロケットダインの買収を発表した。ロケットダイン製の大型エンジン「F-1」5基を搭載したロケット「サターンV」は1969年、人類を月へと送り出した。それ以降、同社株は690%近いリターンを上げている。これに対し、S&P航空宇宙・防衛関連指数のリターンは280%、S&P500種指数のリターンは150%となっている。
ロケットエンジンメーカー株、地球脱出速度に到達か
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