そして、ランチでは無理のない範囲で糖質を取りすぎないよう気をつけます。パンやパスタをあまり選ばないようにしたり、ごはんの量を通常の3分の1や4分の1くらいにしたりしています。これくらいであれば、職場環境やその日のスケジュールに左右されず、継続しやすいですよね。

 また、運動面においては、昔よりも細かいところが見えてくるようになったと言います。

 たとえば、臀部。50代にもなると、プリッと上向きのお尻になることが難しいので、ランニング中は臀部の筋肉を使って走ることを意識するそうです。そうすることで、走るスピードも上がります。

 今は、腹筋の横の脂肪をどう落としていくかに特に意識を向けています。「腹筋横の肉をつかんだときにダボつきがないか」、「引き締まっているかどうか」、「パンツに乗るぜい肉はないか」など、自分なりのチェックポイントを作って、トレーニング方法や度合いを調整しています。

人生100年時代、
老後の蓄えは健康あってこそ!

 池さんの運動方法はストイックともいえますが、決して無理をしている感じはなく、もっと目標に近づきたいという探究心を持って楽しく取り組んでいるのが印象的です。なぜ、年齢を重ねてもこのように変わらない姿勢で体づくりに取り組めるのでしょうか。

「これから高齢化が進む中で、どういう生き方をしていくかが、今まで以上に大事になっていくと思うんです。お金があっても、仕事で成功しても、行き着くところは健康です。肉体、知力、マインドのバランスをとることが大事。運動は過度な負荷にならない程度に習慣にする。そして、本を読んだり、人と会ったりして知力を磨く、というようにバランスをうまくとることが重要だと思っています」
 
 健康は人生の土台。老後資金2000万円の話題が出て、最近では、若い学生たちでさえお金の運用に興味を持っているといいます。しかし、それまで健康で働き続けられるか、ということも大事なポイントです。自分に対する投資を怠ってしまわないようにしたいものです。

 もちろん、どんなに健康に気を配っていても、病気になるときはなります。しかし、普段体のためにベストを尽くしていれば、病気になったときも、どう改善していけば良いかを考える土台になるだろう、と池さんは考えています。

「一生という時間制限の中で、そのときそのときのパフォーマンスを高めることが、人生の満足度を高めることにつながる。そうすると、自然に心のコンディションも上がってくると思います」