バイオ医薬品大手の米アムジェンは26日、同業セルジーンの乾癬(かんせん)治療薬「オテズラ」を現金134億ドル(約1兆4200億円)で取得することで合意したと明らかにした。  これで米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブは、セルジーンの買収完了に向けて前進できる見通しになった。  アムジェンによると、将来見込まれる税制優遇措置を差し引いた取得額は約112億ドル。  ブリストル・マイヤーズは1月、セルジーンを約740億ドルで買収すると発表した。だが米連邦取引委員会(FTC)は抗炎症薬に関する独占禁止法上の懸念を表明。