バイオ医薬品大手の米アムジェンは26日、同業セルジーンの乾癬(かんせん)治療薬「オテズラ」を現金134億ドル(約1兆4200億円)で取得することで合意したと明らかにした。これで米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブは、セルジーンの買収完了に向けて前進できる見通しになった。アムジェンによると、将来見込まれる税制優遇措置を差し引いた取得額は約112億ドル。ブリストル・マイヤーズは1月、セルジーンを約740億ドルで買収すると発表した。だが米連邦取引委員会(FTC)は抗炎症薬に関する独占禁止法上の懸念を表明。両社は6月、FTCの懸念に対応するためオテズラを売却する方針を示していた。ブリストル・マイヤーズは26日、アムジェンへのオテズラ売却はFTCの同意とセルジーン買収完了が条件だと説明。セルジーン買収は年末までの完了を見込むとした。
アムジェン、セルジーンの乾癬治療薬を取得へ 134億ドル
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