香港のデモ参加者が試験中のスマート街灯に抗議の矛先を向けている。街灯にはブルートゥースを使った無線通信機能、センサー、カメラが内蔵されており、当局者は天候や交通のデータ収集に活用すると説明している。しかしデモ参加者は、スマート街灯に通行人の動きや通信を監視する技術が隠されていると警戒している。九龍半島の観塘では8月24日、顔を隠したデモ参加者が10基以上のスマート街灯を切り倒すなどして破壊した。「(政府が)われわれを監視し続けるなら、中国と変わらない。香港はまだ中国ではない」。スマート街灯に反対するデモに参加したチョウという名字の学生(20)はこう話す。ただ街灯が監視に使われている証拠を見つけた人はいなかった。