誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」。年収1億円以上の人の「習慣」には、ある「共通のルール」があります。でも、その「習慣(ルール)」を行うのに、特別な才能もいりませんし、最初にお金が必要になることもありません。誰でもできる「シンプルな習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです。
「99℃」と「100℃」、
この1度の差が人生を分ける
「一所懸命」という言葉も、「本気」という言葉も、どちらも、真剣に物事に取り組む姿勢をあらわしています。
でも私は、「本気」のほうが「一所懸命」よりも、ワンランク上の概念だと考えています。
「本気」は、「一所懸命」よりも、強い「覚悟」が求められている気がするのです。
「一所懸命」に頑張れば、「そこそこ」の成功は手に入ります。しかし、「本気」にならなければ、それ以上の成功は手に入りません。
では、どうすれば「本気」を出すことができるのでしょうか?
「一所懸命」と「本気」の違いは、「覚悟のしかた」にあります。
「本気」を出すためのひとつの方法は、腹をくくって、覚悟を決めて、思い切って、「退路を断つ」ことです。
人間は、自分に甘いので、逃げ道や踊り場を残しておくと、なかなか「本気」を出すことができません。
人間の幸せとは、1「健康」、2「時間」、3「お金」、4「良好な人間関係」の4つを手に入れることだと私は考えています。
ところが、人生は「あちらを立てればこちらが立たず」のトレードオフの連続です。何かを犠牲にしなくては、何かを得ることはできません。
そこで私は、この「4つ」を本気になって手に入れるために、「徹底的に捨てる」という選択肢を選びました。
とくに若いころは「時間」しか持っていないため、時間を犠牲にするしかありません。
まず、19歳のときに、テレビを捨てました。テレビを観る「時間」を犠牲にして、「仕事」をしようと決めたのです。
ですので、20年以上、まともに、テレビを観たことはありません。芸能人もほとんど知りません。
先日、あるパーティーで出会った男性と、しばらく会話をしたあと、「ところで、お仕事は、何をされているのですか?」とうかがったら、その男性は、あの有名な「クレイジーケンバンド」の横山剣さんでした(笑)。
「健康」を手に入れるため、大好きだった「お菓子」も「ジャンクフード」も「インスタントラーメン」もやめました。19歳のときから、ほとんど、口にしていません。
「友人」も、いたしかたなく、付き合う時間をなくしました。人間関係を変えなければ、仕事の成果も変わらないと思ったからです。友人の結婚式に招待されても、同窓会に誘われても、仕事が忙しすぎて、出席したことは、1回もありません。
「洋服」も、7セット(1週間分)以外、すべて捨てました。月曜日から日曜日まで、曜日によって着る服を、ほぼ決めて、ルーティンで着まわしていました。
そして最後に、「見栄、プライド、自尊心」を捨てて、ワンランク上、2ランク上の人からの教えを実直に実践してきました。
私は、「自分は意志が弱い」ことを自覚していたからこそ、徹底的に「捨てる」という選択によって、それを、したくてもできないように、退路を断ったのです。
「テレビを観ないようにしよう」と思っていても、テレビを持っていると、つい、スイッチを入れてしまいます。だから、観たくても観れないように、物理的に捨てたのです。