米宅配・航空貨物大手フェデックスが中国で再び当局の調査対象となっている。中国国営メディアによると、ナイフが入った小包を香港に配送し、法に抵触した疑いが持たれている。国営新華社通信は3日、複数のナイフが入った小包を巡り、フェデックスに対する調査が始まったと報じた。それ以上の詳細には触れなかった。米中関係が悪化し、香港で市民の抗議行動が広がる中、フェデックスはどうにか中国政府と友好的な関係を維持している外国企業の1つだ。今のところ同社からコメントは得られていない。香港のキャセイパシフィック航空では先月、最高経営責任者(CEO)が辞任した。同社の従業員が反政府デモに参加し、中国政府の批判にさらされたことが背景にある。