8月29日に長期金利の代表指標である10年物国債金利が一時▲0.290%と、2016年7月下旬以来、約3年1ヵ月ぶりの低水準となった。
超低利が長く続くなかで、期間が長くなるほど金利が低くなる「逆イールド」が期間7年物まで続いている。しかも、マイナス金利は15年までというかつてない状況だ。
なぜこうしたことになったのか。だがこの事態は“絶好の機会”でもあるのだ。
長短金利逆転、7年まで
マイナス金利は15年まで
金利は期間ごとにあり、残存期間が異なる債券の利回りの変化の状況をイールドカーブ(期間別の金利)という。まずはその推移を見てみよう。