米金融大手ゴールドマン・サックスでは、昨秋就任したデービッド・ソロモン最高経営者(CEO)の下でパートナーの人数が減りつつある。複数の幹部によると、10人超のパートナーが退職について会社側と交渉しており、年内に同社を去る可能性が高い。パートナーの退職は今年に入って急増している。ゴールドマンでのパートナーという地位はウォール街では数十年にわたり羨望(せんぼう)の的だったが、ここ数年はその魅力に陰りが見えていた。事情に詳しい関係者によると、エリシャ・ウィーゼル最高情報責任者(CIO)やグローバルのリサーチ部門トップを務めるスティーブン・スロンジン氏などが退職について交渉しているという。今年はパートナーの最大15%が退職する可能性があり、例年の離職率を大きく上回る。一方、パートナーに昇格する人数は減っており、昨年は69人が任命されたが、ここ20年で最も少なかった。
米ゴールドマン、パートナーの退職相次ぐ
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