米ウォルト・ディズニーが一転、上海ディズニーランドの入園者による食品の持ち込みを解禁する方針を明らかにした。米欧のテーマパークでは食べ物を持ち込めるようにしており、上海での持ち込み禁止は中国人顧客に対する差別だとする批判が交流サイト上などで高まっていた。中国共産党機関紙「人民日報」によると、上海ディズニーリゾートのディレクターは、保温が必要な食品や匂いの強い食品などを除き、入園者に持ち込みを認めると語った。この件を巡っては3月に、中国人学生がディズニーを相手取り訴訟を提起していた。上海ディズニーランドと、ディズニーの合弁提携先の上海申迪集団は今のところコメントに応じていない。