キャッシュレスでの買い物なら
9ヵ月間は2%または5%還元に

 ここまで今回の消費増税における注意点を述べてきたが、軽減税率が適用されるのは飲食料品がメインで、多くの商品は消費税率が10%に引き上げられてしまう。9月中にある程度のものは買いだめするとしても、10月以降、少しでもお得に買い物をする方法はないだろうか。

 その1つの方法が「キャッシュレス決済」をすることだ。これは、消費増税による需要平準化の対策とキャッシュレス対応による生産性向上を目指す「キャッシュレス・消費者還元事業」によるもの。

 クレジットカードやデビットカード、電子マネーやQRコード決済を使って支払いをすれば、2019年10月から2020年6月までの9ヵ月間は、対象店舗に登録された中小・小規模店なら5%、フランチャイズチェーン傘下の店であれば2%のポイント還元が受けられるという。

 9月5日時点の加盟店登録申請数は約58万件。先日、具体的な加盟店登録リストも公表されたが、10月1日以降も加盟店の登録申請は受け付けているため、まだまだ店舗数は増えていくはずだ。

 これまで消費税は「上げる」といわれながら何度も延期されてきたため、今回も延期されるのではないか、と心のどこかで期待と油断をしている人もいるのではないだろうか。しかし、今回の消費増税は避けられそうもない。

 これまでになかった軽減税率の仕組みをきちんと理解し、10月1日を迎えた後に「あれを買っておけばよかった!」と後悔しないよう、計画的に消費増税に備えるようにしたい。

(ダイヤモンド編集部 林 恭子)