弁護士の元には日々、さまざまな案件が寄せられる。その中でも厄介なのが不倫を巡る問題。修羅場やトラブル対処には慣れっこの弁護士でさえ、へきえきしてしまうような“モンスター不倫女”がいるという。そんなモンスターへの対処法とは? (清談社 藤野ゆり)

不倫女の開き直りは
法的には通用しない

不倫がバレて逆上する女性もいます
不倫が公になった際、逆上して妻子にホテルでの写真を送りつけるなど、暴走する女性は少なくない Photo:PIXTA

 2019年も折り返し地点を過ぎたが、今年もご多分に漏れず著名人の不倫問題が続々と明らかになっている。なかでも今年3月に報じられた元モーニング娘。後藤真希の不倫騒動は波紋を呼び、後藤は7月に入るまでSNSの更新や表立った活動を避けていた。しかし、同じく不倫を続ける女性はゴマキの不倫騒動に対して同情を見せる。

「一家の大黒柱として稼がなくちゃというプレッシャーと、母としての責任。10代からずっと働き続けてきた彼女が、その息抜きに少しトキメキを求める気持ちもわからなくないですよね…」

 こう話すのは都内の総合商社勤務のナツミさん(仮名・26歳)。ゴマキと同じ既婚者だが11歳年上の上司と社内不倫中だ。地獄なのは不倫相手の奥さんも社内にいるという点だが、その状況下でももう2年以上、秘密の恋愛を楽しんでいるという。もしバレたらどうするのかと、こちらがヒヤヒヤしてしまうが、彼女に聞いてもどこ吹く風。

「飲み会帰りに半ば強引に押し倒されたようなものだし、別れたくないってしつこいのは彼のほう。断り切れなくてズルズルしちゃうのは私もいけないけど…」

 身近な不倫女性の話を聞いていてよくあるのは「私は悪いことをしていない」と開き直っているパターンだ。その言い分は「私からではなく彼が積極的だった」「夫婦関係がうまくいっていないと聞いていた」などさまざまだが、そのいずれも自身の不貞行為を正当化するための素材でしかない。

「こういった理由づけは、法的な反論としては認められないのがほとんど。社内不倫では必ずしも懲戒事由になるわけではありませんが、会社にいづらくなり、結果として職を失う可能性もあります」