米財務省は13日、世界各地の銀行などから巨額の資金を盗んだとして、のハッカー集団「ラザルスグループ」と、関連2団体の「ブルーノロフ」と「アンダリエル」を制裁対象に追加した。米管轄地内の資産を凍結し、関係者の米国入国を禁じる。この3団体は、北朝鮮の主要情報機関の朝鮮人民軍偵察総局が運営しているとされる。米当局者によれば、この3団体などが集めた資金が北朝鮮政府の核開発の原資になり、国際社会の経済制裁に対する緩衝材の役目を果たしている。制裁対象になったラザルスは、2017年から世界150カ国余りの金融機関や病院のコンピューターに身代金要求型ウイルス「ワナクライ2.0」をばらまいたとされる。