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ゲームやSNSに夢中でなかなか勉強しない子どもは、どうやったら自主的に机に向かってくれるようになるのか。ベストセラー作家が、子どもが自走する勉強との向き合い方を解説する。※本稿は、精神科医の樺沢紫苑『勉強脳』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。
「頭が良い」は
結果にすぎない
成績の良し悪しを決める最大の要因は何だと思いますか?
頭が良いかどうか?違います!
「頭が良い」という表現、私は大嫌いです。「頭が良い」というのは、「成績が良い」という「結果」を別の言葉で表しているだけです。「この子は物凄く頭が良いのに、成績はクラスで最低」という子供がいるでしょうか?ほとんどいないと思います。
知能指数(IQ)というものもありますが、知能指数は訓練によって伸びることが明らかになっていますので、「生まれつき頭が良い子供」というのがいるのかどうかも疑問です。IQは生まれつきの知能ではなく、生まれてからの知的活動の量が強く反映されます。
あなたは「自分は頭が悪い」と思っているかもしれませんが、そんなことを気にする必要は全くないのです。成績の良し悪しは、「頭の良し悪し」では決まりません。
では何で決まるのかというと、勉強が「好き」か「嫌い」か、で決まります。
「成績が良い子供」は勉強が好き、「成績が悪い子供」は勉強が嫌い、という傾向があるはずです。「勉強は大嫌いだけど、成績はクラスでトップ」という子供は、まずいないでしょう。子供なら、勉強よりも遊びのほうが好きですが、「成績が良い子供」は知識を身につける喜び、理解する喜び、試験で高得点をとる喜びを知っています。







