ドナルド・トランプ米大統領がある外国首脳と交わした会話を巡り、懸念を抱いた情報当局者が内部告発していたことが分かった。議会に知られないよう、告発の内容を隠していたのではないかとして、議会民主党と政権側の対立が深まっている。関係筋が明らかにした。疑惑の渦中にある外国首脳が誰なのかは分かっていない。下院情報委員会は今回の内部告発を巡り、ジョゼフ・マグワイア国家情報長官代理との間で異例の争いを繰り広げている。情報当局の監察官は、告発の内容を緊急事態だと考えていたという。下院情報委員会のアダム・シフ委員長(民主、カリフォルニア州)は、マグワイア氏がトランプ政権を守るために、告発の内容を議員に知られないよう違法に阻止していたと主張している。