3.家事は休日に家族全員で一気にやる

 日本の主婦が家事に悲鳴を上げる原因の1つに「家庭内に正社員は自分1人だけ」という問題がある。

 夫も子どもも「アルバイト」。つまり学生が試験期間中、勉強に専念するためアルバイトのシフトから外れるように、“家庭内バイト”でも簡単にそのシフトから外れてしまうのだ。

「夫婦は家庭内共同経営者であるべき」と主張する
妻が思いついた奇策とは

 希美さん(39歳・会社員)もその現実に頭を悩ませていた1人だ。

「私が欲しかったのは正社員であってバイトじゃない!夫は、自分の方が会社での拘束時間が長いというだけで、何かと理由を付けて家事を後回しにする。しかも『この間、皿洗いを手伝っただろう?』って文句を言ってくるんですよ!」

 つまり、希美さんの主張はこうである。

「夫婦なのに『手伝ってる』はおかしい。たまに来る『お手伝い』さんではなく夫婦は『家庭内共同経営者』であるべきだ!」

 そこで希美さんは奇策を繰り出した。負担を減らすため、平日の家事を必要最小限に絞ったのだ。茶碗を洗う手間を省くためにラップの上にご飯をよそったり、紙皿を使用しておかずを盛りつけたりした。さらに風呂はシャワーで済ませる。下着は各自で洗う――といった具合である。

 その上で、リビングの私物は各自で夜11時までに撤去するというルールを作り、徹底させたという。

 そして、週末には家族全員で家事に取り組むことにしたそうだ。希美さんが笑顔で語る。

「これが意外にも上手くいきました!家族全員でやると、やっぱり早く終わるんですよね。家事は1人でやると“押し付けられた感”とか“不公平感”が出て辛くなりがちですが、家族全員で一斉にやると楽しいし、連帯感も生まれると思います」