ドナルド・トランプ米大統領と安倍晋三首相は25日、米農産物に対する関税撤廃や引き下げなどで日米貿易を促進する合意に署名した。トランプ氏はニューヨークで記者団に対し、これにより約70億ドル(約7500億円)相当の米農産物に対して日本の市場が開かれると指摘。「牛肉、豚肉、小麦、チーズ、トウモロコシ、ワインなどへの日本の関税は、著しく引き下げられるか撤廃される」と述べた。両首脳は今週、国連総会出席のためニューヨークを訪れている。トランプ・安倍両首脳は8月、フランスで開催された主要7カ国(G7)首脳会議の場で、日米が農産物や工業製品への関税を引き下げることで基本合意に達したと発表。トランプ氏は先週、日米両国は限定的な貿易協定を締結する方向で準備を進めていると議会に通知していた。
日米首脳、貿易協定の締結で合意
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