26日未明(日本時間)、ワシントンでの安倍晋三首相とトランプ大統領の会談で、新しい日米通商協定が合意に達した。
安倍首相は「ウィンウィン」と言うが、今回の交渉とその結果は、問題山積で決して胸を張れるようなものではない。
特に「トランプ大統領の再選戦略への協力」を優先させるために、歴代の通商交渉担当者が営々と築いてきた原則を無視したことは、将来に禍根を残すことになる。
「自由貿易の旗手」を目指す日本の国際的信用に傷をつけるものになりそうだ。
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発表された主な合意内容は次の通りだ。