米フェイスブックが計画している仮想通貨「リブラ」で決済ネットワークへの参加を決めたクレジットカード大手のビザやマスターなどが、計画への関与を再考している。事情に詳しい関係者が明らかにした。欧米の政府当局者からリブラに対する反発の声が上がっていることが背景にある。関係者によると、規制当局による監視を懸念した一部企業の幹部は、リブラを公に支持するよう求めたフェイスブックの要請を拒否している。こうした企業の消極的な姿勢を受け、フェイスブックはリブラ計画を軌道に乗せようと躍起になっている。事情に詳しい関係者によると、20社超が加盟する「リブラ協会」の政策担当幹部が3日に首都ワシントンで開かれる会合に招集されている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した文書によると、これら企業の代表者は14日にスイス・ジュネーブに集まってリブラ協会の憲章について協議し、理事会メンバーを指名する予定。
仮想通貨「リブラ」連合に亀裂、ビザやマスターが参加再考
欧米当局者の反発受け
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