米マイクロソフトがスマートフォン市場に再参入する。一連のモバイル新製品も計画しており、折り畳み式のデュアルスクリーン端末も2種発売する。マイクロソフトは2日、ニューヨークで開いたメディア向けイベントで、2020年の年末商戦までに2つのスクリーンを備えた端末「Surface Duo(サーフェス・デュオ)」を発売し、スマホ事業に再参入する計画を明らかにした。同社は過去、フィンランドの通信機器大手ノキアの携帯事業を買収するなど、市場シェア拡大を狙ったが実を結ばず、2017年末に携帯端末事業から撤退していた。サーフェス・デュオはグーグルの「アンドロイド」を基本ソフト(OS)とし、アプリストア「グーグルプレイストア」を搭載する。マイクロソフトはソフト開発でグーグルと協力したと明かし、デュアルスクリーンのアンドロイド端末を支える自社ソフトを開発する計画で、アンドロイドのエコシステムに貢献するだろうと述べた。