クレジットカードと違い、口座保有者なら審査なしで作れるし、国際ブランド付きなので使える店も多い。使用するにはクレジットカードと同じく、サインかデビット専用の暗証番号を打ち込む。ネットショップでも利用可能だ。

 ただし弱点は、クレジットカードに比べると還元率の点で見劣りする点。デビットカードはキャッシュバック方式を取っているものが多いが、三菱UFJ銀行や三井住友銀行など大手銀行のデビットはその率が0.2%程度と、使いたいと思わせるインセンティブに欠けていたのだ。

 しかし、今回は違う。銀行のデビットカードも、この事業に参加していれば最大5%が還元される。それも、口座に現金で振り込んでくれる。先述した三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行なども、自行デビットカードを使用した際の還元分を1ポイント1円として振り込むと明記してある。

 上限はおおむね月1万5000円まで(利用できるのは30万円まで)。ゼロ金利の時代に、銀行がわざわざ口座の残高を増やしてくれるというのだ。これ以上ありがたい話はない。

 使い道が限られるポイントより、現金で還元してくれるほうがよいのは言うまでもない。現金には有効期限もない。キャッシュレス初心者でクレジットカードが嫌いな人、スマホ決済が不安な人、なるべく面倒なことをしたくない人が今回の事業の恩恵を受けたいなら、選ぶべきはデビットカードだ。

ネット銀行なら
最大7%の現金還元もあり

 先に、大手銀行のデビットカードは通常だと0.2%程度と書いたが、このところネット銀行を中心にその事情は様変わりしている。利用状況に応じて、還元率を1%以上まで引き上げる銀行が増えているのだ。

 ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」は、利用状況に応じて0.5~2%までのキャッシュバックがある。今回の還元事業は、通常のキャッシュバックと併用になるので、最も高いプラチナステージの人が「Sony Bank WALLET」を使い、対象の店舗などで支払いをすれば、「2%+5%」で最大7%もの現金が振り込まれることになる(ただし、2%適用のプラチナステージをクリアするのはかなりハードルが高いため、多くの人は「0.5%+5%」の5.5%還元になるだろう)。